質問
最近、コロナの関係で不安を煽って、コロナで大変な生活はスピリチュアルで売り上げアップ! という、物質社会を高次元のエネルギーで補おうとするのを…ワタシ的にはズルいし、スピリチュアルはそんなものじゃないのに…。
お金の為にスピリチュアルを使うなんて…と思っています。
モヤモヤする一方、どこかでズルいと言いながら羨ましく思ってる自分も居るズルいという私が抱く考え自体が、固定概念なんでしょうか?
私も生活がありますし、ある程度のお金で生活しなければならないし…
天界と繋がれて満足しつつ、スピリチュアルでビジネスをするのではなく、サイドビジネスで稼げばいいのでしょうか?
回答
ご質問ありがとうございます。
”スピリチュアルで豊かなくらしで引き寄せの法則でなんでも手に入る” といったたぐいの宣伝文句をみるにつけ、「モヤモヤする一方、どこかでズルいと言いながら羨ましく思ってる自分も居る」
という気持ちよく分かります。
私も自己啓発やスピリチュアルの関連で、ある意味、参加者をマインドコントロールして成功に導こうとするセミナー主催者などには、腹立たしく思うことがあります。
欲望を刺激して参加者を募るやり方が、スピリチュアルセミナー募集の定番化しているスピリチュアル界の在り方に対してです。
さて、その場合、私は何に立腹しているのか、自分との関連で観ることをしています。
例えば、
1)たとえ他者の欲望を刺激することであっても、そのことに一切のとらわれるこなく躊躇なく実行できる、その割り切りの良さに呆れている。
2)他者の欲望を刺激し自分の欲望を満たそうとする、ある意味、霊性のレベルの低い行為を通して、私よりスピリチュアル面で稼いでいることに不条理感を抱いている。
3)1)と2)の両方。
しかし、一方で次のように思っている自分もいます。
A)(いつか機会を見つけて書きますが)スピリチュアルな仕事は霊的危険を伴うがゆえ、上記のような人たちは自業自得とはいえ、果たして大丈夫なのだろうか。
B)たとえ欲を満たすところからの導入であっても、いつかスプリチュアルの本質に触れ、自らの霊性を高めようとしていく人がひとりでも増えることは望ましい。
C)参加者も主催者もともに、スピリチュアルについての理解が浅いゆえ現世利益的な方向にいっているだけで、私とは目指す方向や生き方が根本的に違う。
D)「天界のしきたり」と「地上のしきたり」は異なっているし実際のところ真反対なので、そこを融合しようとすることにはどうしても無理がある。
「天界と繋がれて満足しつつ、スピリチュアルでビジネスをするのではなく、サイドビジネスで稼げばいいのでしょうか?」
これについては、自分自身で生きる指針を決めバランスをとるしかないのだと思います。
他者がどうあろうと、世間がどうであろうと関係はない。
なぜなら、あなたは、自分自身が自分自身の天界(魂)と融合していくためにスピリチュアルの道を歩んでいきたいのでしょうし、その過程で恩寵(ギフトや奇跡)を受け取ったことが過去に何度もあるでしょうから。
私はスピリチュアル探求の目的や私たち自身の魂の目的は、
「幸せに安らぎのなかで生きる」
のみだと思っています。
既にこれが得られている人は、スピリチュアルに興味を持つ必要もないでしょうし、霊性を高める必要もないでしょう。
またたとえ豊かさは与えられなくとも、最低限の生活は出来るように、魂は導くはずです。
しかし時折、心が乱されたり、これでいいのかと不安で迷ったりするのが普通の生活です。
その乱れた自分を「幸せに安らぎのなかで生きる」方向に導いてくれるのは、自分自身の天界(の部分)です。
自らの天界の存在と支えを疑わずに、ときに訪れる試練に際しては、自分自身がより自由を感じられる方向に歩みを進めていく。
私はそのように考えています。