オーラが伝えるすべて

沢渡和がオーラやチャクラ、チャネリング等 スピリチュアルなこと全般についてお伝えしていきます。

意識と肉体 どっちが先?

 『心臓という「物」から、循環という「作用」ないし「機能」が出てこないように、脳という「物」から「機能」である心が出てくるはずがない。』


養老孟司氏の著作『唯脳論』のキーメッセージである。

唯脳論 (ちくま学芸文庫 ヨ 5-1)


オーラやチャクラを観ていていつも思うのですが、大切なのはその存在の果たす「作用」であり「機能」です。


機能不全の理由を、肉体の欠落のみに追い求めてしまうと、「そもそもどうして肉体が不調に至ったのか」についての探究がなくなってしまいます。


   「どうして肉体が不調に至ったのか」


これを物質的な視点だけから解釈するのは、どうしたって無理があるでしょう。


そうでないと、私たちという存在すべてが肉体に還元されてしまいます。
物質に還元されてしまいます。
意識の居場所がなくなってしまう。


意識にはちゃんと居場所があるとして、はてさて、意識は肉体にあるのでしょうか。

 1 肉体(脳)が意識を動かしているのでしょうか。
 2 意識が肉体(脳)を動かしているのでしょうか。


日々の生活の中で、真っ当に考えるならば、両方でしょう。

そして、両方だと考えるならば、両方を観なくてはならないでしょう。
両方に気を配らなくてはならないでしょう。
肉体と意識の相互作用を見つめる必要があるでしょう。


気になるのは、2の視点で捉える人が、今の世のなか、少なすぎることです。

1の視点で捉えるよりも2の視点で捉えた方が、はるかにその相互作用が分かると思うのです。

私には、養老孟司先生の冒頭の言葉が、そのことを示唆しているのだと、そう感じるのです。



ボロブドゥール寺院でのらせていただいた
  ぞうさんだぞー