私が自己嫌悪に陥り「私はダメだ」と自己否定したとしよう。
数式的に
私=I
ダメ=☓
とすると上記の文章は
I=☓
となる。
だが、この「私はダメだ」をその同じ私は正しい(=〇)と思っているため、
I=(I=☓)=〇
となる。
2つの”I”は一つにできるので、
I=☓=〇
という矛盾が残ってしまう。
この矛盾はこころのなかで葛藤となり、自己分裂を促進する。
さて、あなたは一日のうちに何回ほど、「自分はダメだ」と自己嫌悪の言葉を唱えているだろうか。
そのたびに葛藤のエネルギー(☓=〇)が残る。
この葛藤のエネルギーはそのうち「理由の分からない疲れやすさ」になっていくだろう。
ここまで読んでお分かりのとおり、
”自分=I” について、意識は◯しか無矛盾に受け容れることは出来ない。
I=☓ ではどうしても矛盾を孕んでしまう。
心理学的に言われている、「脳は肯定形しか受け取れない」の理由かもしれないとも思っている。
「自分を肯定する」「自分に〇を与える」ことから始めない限り、物事がうまくいかないようになっているのは、あるいは、この世界からの「愛」かもしれない、とも思っている。