オーラが伝えるすべて

沢渡和がオーラやチャクラ、チャネリング等 スピリチュアルなこと全般についてお伝えしていきます。

『怪物』考察のご感想2

全考察シリーズ読みました!

 

最後の考察7では壮大なクライマックスにぐいぐい引き込まれていくようで、この考察シリーズという映画を見ているようでした。

 

人物の再生から宇宙の再生へと展開して行くなかで、読んでいる自分が「考察空間」という次元に紛れ込んでいたような気分になります。

 

しかも、登場人物の再生サイクルと宇宙の再生サイクルが、相似形となって書かれていて面白いのです。

 

和さんが、いつもお話しされている「自分を観る」という行為は、『怪物』の主題の行為とも相似系になっていると思いました。

 

自分自身で、

1)自己の真実の吐露を自ら積極的に行い

2)条件付けに気付き

3)それに呆れ返り

4)内的な死を乗り越え

5)再生する。

というサイクルを、覚悟を決め、祈りとともに行っていく。

自身をありのままへと純化させていく。

 

 

なにか出来事があっても、

「あ〜これ自分が条件付けされているのかも。内的に死ぬつもりで思い切って言ってしまおう!」

と、比較的翻弄されることなく冷静に、まるで映画『怪物』を観ているかのような、自分の物語を楽しんでいるような感覚でいられます。

 

いつも気づきを与えていただき有難うございます。

 

**

 

そうなのですよね。

 

たとえ、ハンズオンヒーリングのような言葉を使わない癒しであったとしても、「気づき」から「再生」へと至るすべてのプロセスは、個人のなかでこの過程を辿ります。

映画ではこのプロセス全体が、音楽室で校長がホルンとトロンボーンを吹く日に、集中して起きます。

だからこそ、天に向けて「気づき」の連鎖が起き、宇宙全体の再生に向けて動き出すことが出来ると言えます。

 

あらためて、素晴らしい脚本だと感じます。

 



この「再生」へ向けてのプロセスを歩めないひとは、なにか試練やチャレンジが起きても、

1)否認し

2)怒り

3)他者をコントロールし

4)取引として、新たな別の条件づけやマインドコントロールをします。

そして、

5)鈍感になるか、そうでなければ抑うつ状態

になります。

 

ここには「ありのまま」もなければ、「自分を観る」こともありません。

そして、別の答え探しがつづきます。

自己変革もなければ、「愛」もありません。

 

いま、世界全体が上記プロセスに陥っているのは、ほとんどの人々も同じプロセスに陥っているからです。

 

だからこそ、考察1で最初に述べたことにつながります。

 

「この作品は、物語の力で、映像の力で、この状況からわたしたちを救い出そうとしている。それゆえ、傑作なのだ」

 

『怪物』は、自己変革と愛の物語なのです。