オーラが伝えるすべて

沢渡和がオーラやチャクラ、チャネリング等 スピリチュアルなこと全般についてお伝えしていきます。

ルルドの奇跡 その1

寒いけれども、静謐さと透明感のある冬の空を見上げていると、4年前の今頃、ルルドに行ったことを思い出します。
透き通った空気感に満ちていて、物事を深く、冷静に見通していける聖地でした。 
150年前に、奇跡が何度も起きたことも納得出来る場でした。



パリから飛行機で、ルルドに向かい「あっ」という間についた飛行場は、思った以上に近代的で、清潔感に溢れていました。

一面には緑が広がり、透明な空気感があります。周囲に人をほとんど見かけることもなく、ただ静けさだけが拡がっている場所でした。 このような静寂に包まれた空港は初めてです。 もちろん、ルルドがオフシーズン(オンシーズンは、復活際以降、クリスマスまで)だったがゆえの静けさなのでしょうが、この最初の印象が、そのまま「ルルド」全体の印象と重なっていきました。 


静けさと透明感。それは、「やさしさや受容」と「雑念のなさや余計なもののない状態」と言い換えられるものでもあります。 たとえて言えば、伊勢神宮のような、隅々まで浄化が、徹底された空間美とでもいいましょうか。

空港からタクシーで20分程で、ルルドの聖域に着きます。 聖域の中央に高さ10メートルほどのマリア像が、少し小首を傾けて、やさしげに微笑みながら、聖域全体を見守っています。



聖域は、近代的であり周辺も整備され、どこかアメリカの大学のような雰囲気もありました。
ポルトガルにある、マリア出現の聖地ファティマとは、大きな違いがあります。ファティマは、聖地の中はある程度、整備されており、綺麗なのですが、その周辺は土埃りにまみれていて、少々荒れすさんだ感じがします。 双方の違いは、国力の差なのでしょうか。 国民性の差なのでしょうか。 きっと両方なのだと思います。

聖域の奥に、幾つものルルドの泉の水飲み場が用意されています。まず、とりあえず1リットルほど飲んでみました。なかなか純度の高い、しかし多少ミネラル分を含んだ美味しい味です。



ルルドは、フランスとスペインの国境となっているピレネー山脈の麓の町です。

そして、ルルドの泉の水は、150年前にマリアが出現した、まさにその場所の岩肌(マッサビルの洞窟)から、じんわりとしみでています。
写真のマリア像のところに、マリアが出現しました。その奥の洞窟から、奇跡の水がしみ出ています。





なぜか各チャクラに、直接付けたい気持ちになる水でした。 数多くの奇跡を起こしてきた水のなかにある「何か」が、そうさせるのだと思います。 それぞれのチャクラを、しっかりと安定させてくれる感じがしました。

この時期のルルドの気温は、3度から8度程度でした。 湧き水も、とても冷たいものです。 

その湧き水を、石で作った大きめの浴槽にためることで、身体全身でルルドの水を体験出来る施設が、マリア出現の岩の奥に用意されています。そこまでは知っていました。 
しかし、それ以上の事前準備は、何もしないで来た私は、とりあえず下見として、浴槽の建物の扉を開けて、中の様子を見ようとしました。


扉を開けるやいなや、2人の神父さんと思われる方が、喜色満面で、私を招き入れてくれます。
扉のまた向こうに見えているカーテンの奥にある部屋まで行かないと、浴室の様子は分からないようになっていました。


少しだけ中の様子を見たいのですが、と英語で言いながらカーテンを開けようとしたら、神父さん達は私が浴室に入るものと思ってくれ、カーテンの奥のそのまた奥にあるカーテンまでも開けて、私を導いていきます。


気付くと、多くの男性たちが、水着一枚だけの姿で座っている場所まで、なかば強引に、あっという間に案内されていました。

と同時に、喜色満面の神父さんが
 「さあさあ、あなたもどうぞ服を脱いでください、お脱ぎなさい。お手伝いましょうか。ムッシュー。シルブプレ」
と言われます。 

ああ、どうしましょう。

(この話、明日に続きます)