昨日のブログ 過ちと最チャレンジ の続き。
なぜ、4の「自ら養育した、新たな力によって、再び物質界をコントロールしはじめてしまう」段階に行ってしまうのか。
それは、自らの価値観が崩壊するから。
どのような価値観が、崩壊するのか。
3の「目に見えない世界の探求と、新たなる力の発見」の段階が進展するにつれて、
「物質的な事柄や、出来事に価値を置いてきた価値観」が、徐々に崩壊を始めていく。
物質界は、鏡としての性質でしかないことが分かってくるから。
大切なことは、ハートを中心に動いていくことだ、と気付いていくから。
さて、人が心の奥底で、最も怖れているのは、自分がそれまで信じてきた価値観の崩壊。
自分の信じてきた価値観の崩壊に直面すると、それを崩壊させまい、それを取り戻そうと躍起になる。
結果、物質的なことに価値を置いていた人は、より一層物質的になる。
なぜ、価値観の崩壊を怖れるのか。
価値観が崩壊すると、日常的な判断の尺度を失ってしまう。
それまでは気付いていようといまいと、
自分が既にかけている色眼鏡で物事を見て、
日常的な状況の瞬間々々で、取捨選択し、判断しているから。
色眼鏡で見ていたものは、すべて違うと言われると、
それまでの自分の人生全体が、全く意味がなかったように感じてしまう。
もちろん、そんなことはない。
誰もが、多かれ少なかれ、色眼鏡をかけているものだ。
そして、色眼鏡を外せば、本当の姿が生き生きと見えてくる。
それだけのことなのだが、やはり、人生全体の否定と感じてしまう人が多い。
結果、自分が、今後どのように動けばいいのか分からなくなる。
だから、以前の価値体系を維持するために、スピリチュアルな力を使おうとする。
それがうまくいきそうだと知るやいなや、
より一層、現実界をコントロールして、以前の価値判断に固執するようになる。
「慣れ」の慣性力も、そこには働いている。
さて、あなたの価値観が崩壊すると、あなたはどのように振る舞うようになるだろう。
そのときは、きっと、あなたの最も痛いところを突かれることになる。