オーラが伝えるすべて

沢渡和がオーラやチャクラ、チャネリング等 スピリチュアルなこと全般についてお伝えしていきます。

「創造主」と「ありのままに生きる」 2

精神世界の用語は自分に当てはめてみて、
その反意語も含めた両面の意味でとらえると、
そのいわんとする本来の言葉の意味が理解し易くなる。
昨日は「創造主」という言葉をとりあげた。


今日は、同じように「ありのままに生きる」ということを考えてみよう。

この意味も多くの方が誤解しているスピリチュアルメッセージの一つである。


自分に当てはめてみて、「ありのままに生きる」の反意語は何かと考えてみる。

それは、
  「ありのままではない」つまり「何かべつのものに成ろうとする」
そういう生き方となる。

  「今のままではない、別の何者かになろうとする生き方」

それが「ありのままに生きる」の反意語となる。

   Being(ありのままでいる)に対してのBecoming(何かに成ろうとする)。


だから、
   A 何かを目指しているとき、
   B 努力して何かになろうとしているとき、
   C より良き自分を目指しているとき、

そのとき人は「ありのままに生きてはいない」。


ここで逆説的現象が生じる。

そもそも「ありのままに生きよう」としているのは、
「より良き自分になろうと目指している」からこそだ。
「ありのままに生きる」ことを目指しているからだ。

それは、精神世界では「ありのままに生きる」ことが大切だと、皆が言っているから、
「ありのままに生きる」ことを目指しているのだ。

しかし、何かを目指すのは「ありのまま」ではないため、
この時点で「ありのまま」には生きていないことになる。

だから「ありのままに生きる」ことを目指すことは出来ないのだ。


出来ることは、上記ABCのような状態になっている自分に気付いていることまで。
「ありのまま」の自分の様に、気付くことまで。

気付いていくたび毎に、手放すこと。
それしか出来ない。


「ありのまま」に生きることを、人は目指すことは出来ない。

こうした言葉通りのことを目指していては、その真意に辿りつくことの出来ない
罠のようなものが、精神世界で使われている用語にはたくさんある。



写真はArt Swing の MAMIさんの絵 ”5月”