オーラが伝えるすべて

沢渡和がオーラやチャクラ、チャネリング等 スピリチュアルなこと全般についてお伝えしていきます。

自由になるために

私たちは、物質的に欲しいものは、お金さえあれば、今の世の
中では簡単にそれを得ることが出来ます(これからはどうなるか
分かりませんが・・・)。

一方、私たちの思考や感情などの精神面(ハートや魂は除きます)
を満足させるものはなんでしょう?

多くの人にとって、それは「自分自身の影響力」ではないかと思う
のです。

大抵の人は、その内側に「無価値観」と「自己存在の正当性への
不安」をかかえています。
もし自分に影響力があるならば、この「無価値観」は埋められます。
感じないで済みます。他人が自分の言動に左右されるのですから。
自分は価値ある人間だと思えます。

同様に「自己存在についての不安感」も、他者が自分を尊重し自分
の影響化にあることでなくなっていきます。


「自己存在の正当性への不安感」は、その背後に罪悪感があり
ます。
罪悪感の背後には「すべての源」からの分離観、切り離されて、
離ればなれになっている感覚である孤立感・居場所のない感覚が
あります。

源と切り離されてしまっている私は、なにかとんでもない失敗をしで
かすに違いない。
あるいは、とんでもない失敗をしたからこそ、源と切り離されている
に違いない。
そう意識の深いところで思い込みます。

加えて、過去生や今生のなかでも、そうした失敗の証拠を持ってい
るがゆえに、一層この思い込みは強まります。


多くの人が、借りてきた猫のような人生を過ごすのは、こうしたブロック
を持っているからでしょう。

失敗を怖れて、つまりは罪悪感を感じることを怖れてしまう。
それは自分の罪悪感を浮上さないようにとするため。

次に自分の分離観・孤立感を怖れてしまう。
それは「自己存在の正当性への不安感」を押し殺すため。

結果、自らの創造性の発揮や新しい行動指針やアクションなりを押
し殺してしまう。
何もしないでいれば安全だと思えるから。

でも時折、自分の他者に対しての影響力を確認することで、自分の
存在の正当性を確認したくなる。


思考や感情はそれほどまでに、
  「自分は優れている、価値がある」  
  「自分は大丈夫。ここにいて良いのだ。居場所はある」
という確認を常に求めてきます。

いつも思考や感情に従っている人は、この部分の確認作業に振り
回されてしまう。

そして、いつしか 
1 他人に対しての影響力を確認したくなってしまう。
   あるいは、
2 自分が属しているこの団体は正しく価値があると信じたくなる。


それによって「自分には価値があり大丈夫だ」と思おうとしてしまう。

1 の人は自ら組織を作り権力を得、自分の影響力に酔っていく。
2 の人は自分の属している団体と自分の価値を同一化させていく。
そして自分の属する団体の影響力に酔っていく。


ここらへんに、昨今のスピリチュアル団体や宗教そして成功哲学
の隆盛と、政財界の癒着や前のめり会社員の実態があるように思
うのです。

多くの人が、この「無価値観」と「自己存在の正当性への不安」から
自由だとしたら、癒されていたのだとしたら、こうはならないと思うの
です。

まずは、一人ひとりの癒しが先、なのです。

自分のなかに、この「無価値観」と「自己存在の不安」が全くないと
したらどうするだろうかと、時に自問してみるのは、

   あなたの癒しのはじまり

となります。

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