オーラが伝えるすべて

沢渡和がオーラやチャクラ、チャネリング等 スピリチュアルなこと全般についてお伝えしていきます。

日本的価値観とグローバリズム

グローバリズムやグローバルスタンダードという言葉が、
日本で聞こえはじめたのは、1994,5年の頃だった。


当初は世界規模での業界標準を確立して、一層の効率化を成し遂げ、
皆で楽になりましょう。という程度に解釈していた。恥ずかしながら。


このグローバリズムに一層の拍車を掛けたのは小泉政権の頃。
竹中平蔵くんが錦の御旗のごとく、この言葉を使って
金融自由化を推進していたことを覚えている人も多いだろう。
それが、2001年以降のこと。


この頃グローバリズムとはアメリカナイゼーションと同義であると
皆が気付きはじめた。分かりやすい悪魔くんブッシュだったしね。


グローバリズムの弊害がひろく指摘されるようになったのは、
2008年秋のリーマンショック以降。
リーマンショックは、金融システムがグローバル化されていた
ことによる悲劇のひとつだったのだから。


そして今年2011年が、日本にとってTPP元年となるのかどうか。



日本人には農耕民族の血が流れているように、
アメリカ人には狩猟民族の血が流れていると思った方が良い。と思う。


私が学校卒業後、外資の会社に勤め、
その考える様や働き様を見ている友人たちから、
「君の会社は、ほんと狩猟民族だね〜」と言われたことを今でも忘れられない。
つくづくその通りだ、と思ったからだ。


農耕民族は移動しないことをその旨とするが、
狩猟民族はより良き獲物と狩り場を求めて移動していく。
そのことが苦にならない。
戻るべき場、根を張る場はないため、その代わりが
家族になる。信仰になる。



和には弱くても喧嘩には強い。
以心伝心には弱くても論理武装には強い。
協調性には弱くてもアウトプットを出すことには強い。
侘び寂びには弱くても分かりやすさ、明快さには強い。
沈思黙考には弱いが元気に拳を高く振りイエーィという発声には強い。



農耕民族的な価値観の人と狩猟民族的価値観の人との間に、
はてさて、会話は成り立つのであろうか。
ていうか、農耕民族が負けない対話の方法というものがあるのだろうか。



彼らはね。
グローバリズムという言葉を使い出した1993年頃から、
先に書いた一連の策略を着々と進めてきたのだよ。
今は韓国をその狩猟場としている。
農業、医療、法律、会計と着々とアメリカナイゼーションを進めていくだろう。


だから、日本のTPPの話の決着がつくまでは、
EU危機で深刻化している韓国の経済危機を救い続けようとするだろう。
それも日本のお金を使って。
韓国FTAをいかにも成功していると見せかける必要があるから。


狩猟民族だけだったら、皆がその価値観だったら
果たして世界は幸せになるのでしょうか。



こうやって書いていると、私たちの駆逐すべき敵は、
・狩猟的マインドであり
・勝利したいマインドであり
・自己正当化したい気持ちであり
・分かりやすいパターン化したものの考え方であり
・そうした宣伝手法であり
もっと言えば、
・戦略的思考そのもの
なのではないのかと思えてくる。


戦略コンサルタントの私が言うのもなんですけど。。。



農耕民族が負けない対話の方法は、
昔からずっと使われてきた古典的でいかにも農耕的な手法。


無意味にニコニコして、いつもうなずいて、時間をたっぷり使って
持ち帰ってはいろんな人の意見を聞いて、
統一見解や明確なアウトプットがずっと出なくて
最後は、ニコニコしながらサインしない。



これ、格好悪い、非効率、頭悪そうって喧伝されてきた方法だけど、
それゆえ今のエリートの人は採用していない手法だけど、
闘いにならずに済むので、なかなかいい方法と思うのです。
なにより日本人らしい(笑)



エリート的な言い方をすれば、時間を味方に付ける戦略。
農耕作業のポイントはそれだものね。

野田さん、そこまで考えていての今の振る舞いなのだと、
そう信じてもいいですか。



でもでも、国民に対して、今この手法は禁じ手です。
危機だからです。