前回の続き。
自己変革・成長は、以下のようなステップを辿ります。
１ 不自然さの自己認識
↓
２ 自然な状態への回帰
↓
３ 自由意志の発露
↓
４ 勇気からの主体的な変革
↓
５ 変化の観察
このなかで
１ 不自然さの自己認識
については前回記載した通りです。
【２ 自然な状態への回帰】
について述べさせていただきます。
１の段階で、自分自身の中にある、不自然さの認識をしたとしても、
自動的に【２ 自然な状態への回帰】
に移行するわけではありません。
この不自然さをなんとかしたい。改善したい。手放したい。と自分自身が思うことが必要不可欠です。
「自由意思」は、すべてに尊重されているからです。
しかし、その不自然さを後生大事に抱えてきたのも自分自身です。
人生からあるいはカウンセラーから、「もうその観念を手放したほうが良い」と言われても、
「はい。そうですか。では手放します」とは、なかなか簡単にはいきません。
「その観念は本当に不自然なものだし、自分を縛っていてもう自分には必要ないものなのかもしれない」
そう確信するまでは、永い期間の習慣はなかなか手放せないものです。
生まれたときから左利きだった人が、それは不自然だから右利きに直しなさい、と４０歳になって言われても、
そうやすやすとは出来ないのと同じことです。
自分では知らず知らずのうちに左でペンを握ってしまうことでしょう。
まして観念の場合は、何千万年という期間の過去生の積み重ねであったりもします。
だから、「この観念はもう不要なものだ」という確信を抱くことは、
当人にとってはとても困難なことなのです。
当人のみにとって困難なことなのです。
他人の多くはこの誤認を持っていないからです
逆に言えば、もしあなたがこの永い期間に渡って保持してきた観念を手放したいと想いさへすれば、
この第二段階
【２ 自然な状態への回帰】への移行は
自動的に始まっていきます。
なぜなら、
宇宙は常に「自然な状態への回帰」を志向しているからです。
つまり宇宙には、
「不自然な方向に働く力を修正しようとする自己治癒力が備わっています」
間違った観念に力を与えているのは「あなたのみ」です。
でも、この宇宙は先に述べたように「自由意思」をすべてに優先する宇宙でもあります。
だから、あなたは、宇宙の秩序と逆方向に向かうことであったとしても、たった一人で真っ向勝負を宇宙相手に
挑んでいくことが出来たのです。今までは。
ですが、相手とする宇宙は永遠であり無駄な力はありません。
しかもあなたの魂という強力な援軍もあります。
この闘いは、そのはじめから勝負の見えている闘いとなります。
それでも「自由意思」が最優先されているために、私たちは何度でもこの闘いを挑む権利を持っています。
大層、疲れ果てる闘いですけどね（もう疲れたでしょう。いい加減）。
一言で言えば、あなたが不自然な観念を手放そうと決めるとき、宇宙全体が味方につくのです。
だから勝利も見えています。
大事なことはただひとつ。
「決してあきらめないこと」
です。
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