ブロックの大半はオーラの2層(ときに3層)にあり、そしてほとんどが潜在意識を含めた意識で扱っている言葉と映像や音の記憶から成り立っている。
ブロックはチャクラ上に顕れるもので、チャクラのエネルギーの流れを阻み、その人の現実世界をスムーズに行かせない働きをしてしまう。
それだけ言葉とそれに付与している意味が、現実世界に対して影響力を持っているとも言える。
本来、言葉はどこからか降りてきたもので、そしてそれは「存在」と同義なので、天と不可分なものだった。
「存在」は天が関与していることだから。
人がどのような言葉を使うかは、その人がどのような存在と接しているのかと同義になっていく。
どのような現実を創り出し、観ていこうとしているのかと同義になる。
この一致性は、いにしえの人々には明らかなことだった。
私たちは言葉を使っていると思い込んでいるが、むしろ言葉に使われているのかもしれない。
使える言葉と意味や発音をあてがわれているのかもしれない。
そうならば、使いたい言葉と意味を丁寧に選び直し心を込めて発話していくことは、創りたい現実やうつくしい現実を創り出していくことにつながっていく。
心からの感謝の言葉は私たちをどこに導いてくれるのだろう。
裁く言葉から裁かない音のつらなりへ。
裁く思考から裁かない知性の獲得へ。
境界を形作る意味から自由をもたらす意味へ。
倍音により聴くものが高みに導かれる美しい発話へ。
これらが出来るとき、私たちはどこに導かれていくのだろう。
風や光は
おしみなく、そっと
答えをささやきます