オーラが伝えるすべて

沢渡和がオーラやチャクラ、チャネリング等 スピリチュアルなこと全般についてお伝えしていきます。

癒しへの補助線

癒す、のではない。
癒される、のでもない。


カウンセラーとクライアント。
医師と患者。
治療家やセラピストと患者。
教師と生徒。


この対称性が崩壊したとき、癒しが起きる。
どのように崩壊していくか。


一つには、探究マインドによって。
それは以前触れたのでここでは触れない。


いま一つは、補助線によって。


痛み、課題、問題、あるいは辛さ、でもなんといっても構わないが、
当人には、それらの解放(回答)に向けての補助線が見えていない。
だから、同じ景色ばかりを幾度となく眺める。
そして、絶望しそうになる。
あきらめそうになる。


そのようなとき、セラピストは、補助線を引いてみせる。


この補助線の引き方が、スキル。
回答までは、導かない。


癒される人は、その引かれた補助線を見て、同じ景色であっても、
それまでとは異なる、全く新しい見方が出来るようになる。
視野が拡がる。
視野の拡げ方が分かる。
あとは自らが癒していく。


なぜ、答えまでは導かないのか。
相手への信頼の余地を残しておくため。
あなたが、相手を信頼出来るから、
相手も、自分自身を信頼出来る。
だから、
あなたが相手を信頼出来ないなら、回答を与えれば良い。


信頼出来るなら、その余地を残す。
相手が、たった一人でいても、
「自分自身のことを信頼出来る余地」を残す。


癒す、のではない。
癒される、のでもない。
主語のない、境界のない
「癒し」だけが、ある。