オーラが伝えるすべて

沢渡和がオーラやチャクラ、チャネリング等 スピリチュアルなこと全般についてお伝えしていきます。

足し算とかけ算

なぜ、金融資産の分布や所得の分布は、正規分布の形式ではなく、
べき分布や対数正規分布の形式をとるのか。


それは、利息のシステムが、年次推移において、対数正規分布をとるから
だと私は考えている。


のっけから、いつもと違う話ですまない。


日頃、椅子に座って書いているのだが、今日は、
座布団に正座しながら書いているからだろうか。



人間生活のなかで、ことお金に関する分布の多くが、

対数分布つまり「かけ算」の分布図をとっている。


例えば、人の身長だとか、学力・体力だとかの能力は
そのほとんどが正規分布
分かりやすく言えば「足し算」の分布図だ。



人間生活の諸悪の根源は、
利息のシステムと土地の私有制、そして相続権に
ある。




インディアンやアボリジニなどのネイティブな人達は、
だから上記のシステムを否定してきた。
彼らのシステムの方が、歴史はずっと長いのだ。


小学一年の時だったか、初めて利息のシステムのことを知ったのは。
そのとき、既にほとんどの大人より計算速度が早く、
数字にだけは滅法強かった私は、瞬時に、
それはおかしいと思ったものだ。
いつか大変なことになると。


別に自慢しているわけではない。
してるか。
イヤ、小学生でも分かるおかしなことだ、といいたいだけだ。


戦後しばらくは、お金にまつわる分布も、
正規分布に近い形をとっていた。特に日本では。
一億総中流を目指していたしね。
何より、敗戦によりそれまでのシステムの多くが、
ご破算になったから。


今という時代、もはや、来るところまで来ているのだろう。


足し算は、人間の感覚にそった、つまり
人間に扱える自然の推移だが、
かけ算はおそろしい。


たとえば、
1.2の4乗は2を超える。
0.8の3乗はほぼ0.5となる。


具体的に言えば、
売上が20%増えるのが4年続けば当初の2倍を超える。
一方、売上が20%減るのが3年続けば、もう当初の半分だ。
だが、それを経験している本人にとってみれば、
毎年の経験であるプラスマイナス20%の経験でしかない。


利息については、一貫して伸び続けている。
どうしたって、いつか無理が来るだろう。


人間はそろそろ「かけ算」の恐ろしさに気付かなくてはならない。

資本主義の持つその暴力性に、

利息の圧倒的支配力に、
お金がなにもしなくてもお金を生み続けるという
奇妙奇天烈さに

気付かなくてはならない。



アボリジニの聖地 ウルル