もしあなたが、他の多くの人には持っていない強大な力や能力を
得ていると想像してみて下さい。
私たちが欲しいものは、お金だけではなく、自分自身の持つ影
響力でもあります。
そのどちらにも、「自分にはここに存在していていいのだ」という
自己肯定感が得られます。
そのブロックの強い人にとっては、それは「全能感」に近いもの
になるのかもしれません。
人は、幻想や夢想の世界に入っていくとき、自分がとても大きな
魅力や能力を持っていて、それによって周りの皆から凄いと思わ
れたり魅力的と思われたりする世界をつくりあげていきます。
多くの漫画やドラマも、主人公と自分を同一化することで、この
幻想・夢想感を満たしてくれます。
もし強大な力を得られたら、影響力を得るために、この力を行使
したくなることでしょう。
昨今の金銭・パワー重視社会では、ひょっとしたら、その力を行使
することが、自らの宗教的信仰の敬虔さを保証してくれるかもしれ
ませんから。つまり誤解ではあっても、一応、神からの保証も得ら
れる。
魅力や能力が大切なのではなくて、その魅力や能力を持つ結果、
得られるであろう他者への影響力とそれからもたらされる自分へ
の思考的「安全保証」が大切なのでしょう。
そのような人は、自分の無価値感を埋めるために行動していきま
す。
だから、影響力を持っている自分に他者がなびいてくれることが、
必要不可欠となります。
よりパワフルに力を行使する。
悪循環が加速していきます。
全体をより良い方向に導くことにその力を使うという程までには、
意識が進化していない存在たちが、（目に見えない）強大な能力
を手に入れてしまい、自らの無価値感から、あるいは自分の全能感
からその影響力を行使したくなり、結果、争いと破滅に突き進んで
行ってしまった。
こうして、アトランティスは崩壊（記事 アセンション参照）
しました。
その力が、目に見えるものか、見えないものなのかの違いはあれど、
どこか、現在に通じるものがあります。
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