個人セッションの際、お互いに短い瞑想をした後、オーラやチャクラを5分〜10分程観察する。
その間、クライアントの方のオーラと、チャクラの状況をメモしている。
私にとってのカルテだ。
初めての方は、不安そうな顔をしたり、akuaに沢山ある石を興味津々に眺めていたり、
質問内容を真剣に考えていたりと、様子は様々です。
その後、質問を一通り伺う。
そして質問された内容に則っている場合もあれば、全く無関係な場合もあるのだが、
私の方から、チャネリングメッセージを伝え出す。
メッセージを伝える前に、私として一言、コメントを述べさせていただくことがある。
大抵は、本人は自分のオーラやチャクラの状態は、
良くない状態に違いないと思っているだろうとき。
そしてそうしたときに限って、
私のコメントは「いい感じのエネルギーフィールドですよ」
「何かあったのですか」といったとき。
私から見ると良い状態なのだが、
なぜクライアントの方は悪い状態に違いないと思っているのか?
それは多くの場合、クライアントが、次のような事態に巻き込まれているから。
例えば、失業したとき、例えば、愛する人と別れたとき、
例えば、前日が酷い夫婦喧嘩のとき、例えば、誰かに騙されたとき、
例えば、親類縁者あるいはペットなどと死別したとき。
こうした時、ご本人は、精神的に大変きついというのは分かります。
しかし、こうしたことの翌日、あるいは1週間程は、
実は、チャクラの状態はいいのですよ。
特にハートチャクラが開いているのです。
意外ですよね。
特に、スピリチュアルなことを勉強されている方には。
上記のようなことは、いかにも、ハートが閉じそうな事態に見えます。
そして、そのようにスピリチュアルなセミナーや本は、記述しています。
私も最初は不思議でした。
何度見てもエネルギーは活性化しているのですから。
特にハートチャクラが、際立って活性化しているのです。
もちろん、上記のような場合でなくても、活性化している場合はたくさんあります。
しかし、絶対的にご本人は、苦しい訳です。
だからこそ、この現象が最初は不思議でした。
私の目が節穴なのか。。。
そうなのかもしれません。。。
でも、今日は、私の目が正常だと言うことで、話を進めていきます。
上記のようなとき、例えば、失業、失恋、喧嘩や死別といったようなときは、
本人にとっては、不可抗力な事態です。
本人からすれば、もっと会社で働きたい、もっと恋愛関係を続けていたい、
もっと仲良くしていたい、などの欲求があった訳ですから。
つまり、本人の意志(執着)を超えた強い力が、働いているのです。
では、どのような力か。
それは、私たちを自由に、もっと自由に拡張していこうとする類の「力」です。
あるいは、私たちに自立を促す力です。
たった一人で生きていくことで、自らの内に、神聖なパワーを宿すことを目指す「力」です。
あるいは、私たちを解放していく「力」です。
それまでの理想や目的、しがらみや執着から、私たちを解き放ち、自由にしていく「力」です。
この力の源泉を「魂」と呼んでも「ハイアーセルフ」と呼んでも、
あるいは「計画」を呼んでも構いません。
そうした力が、なかば強引に、あなたが漠然と思っていた道や、目指していた道から、
あなた自身を引きはがしていきます。
洪水や地震のように不可抗力なので、多くの場合、
本人はうちひしがれるのみで、無駄な抵抗はしません。
そして、あなたのエネルギーフィールドのなかで、
従来は、確固たる場所を占めていたところ(執着や依存していた部分)が、
ポッカリと穴が空いたようになります。
このとき、あまりの事態の苦しさから、抑圧したり、意味付けをし、逃避したりすると、
2週間ほどで、ハートは、以前にも増してエネルギーが不活性化していきます。
が、あなたが上記の事態を必要以上に意味付けしなければ、
そのポッカリと空いた穴には、新たな生命の力が、まず最初に流れ込んで来ているのです。
この生命の力が、ハートの力を呼び醒まします。
ハートの覚醒が始まるのです。
ただ、ハートあるいはハートチャクラは、「無執着」をその拠り所としています。
あなたが辛さや悲しみからの逃避・抑圧に執着してしまわないように、
そのために徹底的に、その辛さとともに、その悲しみとともに、いて下さい。
あなたのなかで、ハートの覚醒が始まったということは、
ハートのエネルギーが、あなたとともに、いつも寄り添っているのです。
必ず乗り越えていけます。
だから、自ら、悲しみの海にダイブしていって下さい。
出来るだけ深く。
もっと深く。
こうした準備が、内的にもエネルギー的にも整っているからこそ、
今、あなたの人生に、生じていることなのです。
あなたは、いつか真にハートフルな人となっていくはずです。
この宇宙にとっては、いつも
Heart is First !
です。